二十歳

はたちになったら大人だ もうティーンエイジャーではないんだ


20歳 数字にしたら簡単 だけど私にはどうしてもなれる気がしなかった 19歳最後の1週間、1ヶ月、1週間、10分、1秒まで私は今この瞬間死んでしまうのでは、無くなってしまうのではと


私より先に歳を重ねた同級生は皆言った

20歳になったからといって変わるものはないと


11月26日0時ちょうど


特別な効力はなかった そんなものか、と拍子抜けしてしまったかな


楽しい時間 愛されてると体感できる時間はすぐに終わりが来る


そこからの日々は、大人として生きていけてるかな


私は、二十歳

かったるい

梅雨のじっとりした雨なんて忘れてしまうくらいの肌に刺さる冷たい雨


なんとなく、英文学でも読んでみるけど難しい言葉は私にはわからない


そこらじゅうに溢れる面白みのない文字列と言葉は、退屈だ


私こそ人間であり、たった1人のただのひとりの人間なんだ

牛丼

朝まで飲んで ラーメン 牛丼


ちょっと、憧れでした


ふらふらになって歩くまだ暗い商店街


ごはんをゆっくり口に運びながら、いま煙草吸ったら気持ち悪くなるよ、と呟いた


真っ暗の中の電車は、夜が無限なのではないか、と思わせてくれるの


もっとわくわくした感情を持ち合わせたいけど


ただ疲れて、最寄りの駅の喫煙所でイヤホンを取り出す


帰ったら、お風呂に入ろうか